日、京畿道坡州市(キョンギド·パジュシ)の自由路から眺めた北朝鮮警戒所で北朝鮮軍が陣地工事をしている。ニューシス

北朝鮮が最近、休戦ライン(軍事境界線·MDL)一帯に障壁とみられる構造物を設置する作業を進めていることが15日、分かった。

いわゆる「DMZベルリンの壁」を連想させる国境線を引くという発想で、北朝鮮の金正恩(キム·ジョンウン)国務委員長の指示に従って「統一」と「同族」の概念を消し、南北関係の断絶に力を入れるための動きだという評価が出ている。

軍消息筋は同日、「北朝鮮がMDLの複数の地点で人材と装備を投入し、壁の形の施設物の設置作業をする姿が、韓国側の監視カメラに捉えられた」と明らかにした。 壁と北朝鮮内部をつなぐ独自の戦術道路を建設する姿も捉えられたという。

今月9日、シャベルとつるはしを持った北朝鮮軍10人余りが非武装地帯(DMZ)である種の作業をしてMDLを単純侵犯し、韓国軍の警告放送および警告射撃に戻ったのも該当工事作業と関連がある可能性がある。

軍当局はこの構造物が単純防護·警戒施設物なのか休戦ライン248kmを東西につなぐ巨大な障壁なのか注視している。

北朝鮮は昨年末、金正恩(キム·ジョンウン)国務委員長が南北関係を「敵対的、交戦中の二つの国家」と規定して以来、北朝鮮は今年1月、京義(キョンウィ)線と東海(トンヘ)線の道路に地雷を埋設したのに続き、4月からは軍事境界線の北側で地雷の埋設作業を始めた。 京義線·東海線陸路道路、矢頭高地戦術道路に地雷を埋設した。 金剛山(クムガンサン)につながる東海(トンヘ)線鉄道の北側区間の線路も撤去する動きも把握された。

これをめぐり、南北間の物理的なつながりを断絶する作業をしてきた北朝鮮が、今度は冷戦時代の「ベルリンの壁」を連想させる長い壁を休戦ラインに沿って築いているのではないかという分析が出ている。

合同参謀本部(合参)は「韓国軍は北朝鮮軍の活動を綿密に追跡·監視しており、確固たる軍事態勢を維持した中で国連軍司令部と緊密に協力している」とし「北朝鮮軍の活動については追加分析が必要だ」と明らかにした。

北朝鮮は最近、最前線部隊の監視哨(GP)に武器を追加投入する情況が捕捉されるなど、警戒も強化しているものとみられる。

金総書記は昨年末に開かれた党中央委員会第8期第9回全員会議で、南北関係を「敵対的な二つの国家関係」と宣言し、これによって北朝鮮は統一と民族概念を消す一方、対南機構を整理している。

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