『このような前後関係、前史を前提しなければ日本軍慰安所および日本軍慰安婦制度を正しく理解することができないと、そのように云う事ができます。』

https://youtu.be/2LQZPaeByY8

慰安婦問題とは何なのか?歴史論戦には何が必要なのか?様々な政治家や専門家、ジャーナリストが、情報や意見を発信しています。
誰が嘘を広めているのか?どの政権の対応が悪かったのか?誰の責任なのか?…

しかし李栄薫先生のシリーズ講義を見ていくと、もっと根本的なことを投げかけられているように思います。
そもそも李承晩TVというYouTubeチャンネル・講義動画は、韓国の視聴者を対象につくられたものですが、韓国国民と同じくらい、日本国民へも大きな問題提起がされていると思います。

「日本軍慰安所・慰安婦制度を理解するためには、何を学ぶ必要があるでしょうか?」
「時代の流れ、変化する社会、経済、制度の下で、あの時代の人々はどのように生きていたのか、知っていますか?」
「日韓併合時代について、知っていますか?」

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『1916年、総督府は、公娼制を施行しました。新しい形態の売春市場が始まるとともに、その市場に女性達を供給したのは、前回の時間で申し上げましたような、人身売買でありました。』

『朝鮮売春業は、早くから満州、中国関内、台湾、ひいては日本にまで進出しました。地域では若干の差異はあるものの、日本と同様な公娼制が施行されました。』

『1930年代になると、日本で公娼制の廃止運動がおこりました。国際連盟は、アジアで大量の商業的売春社会が成立した日本、そこで広く行われていた人身売買を批判し始め、そのような批判に直面し、日本政府も娼妓が海外に進出することに対して積極的に制約をかけました。』

『朝鮮では、公娼制廃止運動はあったものの、その勢力が大きくなく、国際的批判の対象でもありませんでした。公娼制廃止運動の国際的死角地帯ということができます。』

『既に1935年、日本に居住した朝鮮人の娼妓、芸妓、女給などの、性売買産業に従事する女性達の人数は1735人もあります。しかし、1937年の日中戦争以降、日本の朝鮮人社会が大きく膨張します。』

『満州に入った人数の2倍以上の朝鮮人社会が日本で膨張し、そして多くの朝鮮人男性達が1940年以降、各種の会社の募集や官斡旋、そして徴用の形態に日本の主要工業都市や炭鉱に行きます。その地域で、朝鮮の売春業がまた繁盛しました。』

『日本軍慰安所と慰安婦制度は、このような植民地朝鮮の公娼制とそれの域外進出の過程を前提にしてこそ、その実態や意義が正しく理解できます。このような前後関係、前史を前提しなければ日本軍慰安所および日本軍慰安婦制度を正しく理解することができないと、そのように云う事ができます。』

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