ライター:崔榮黙(メディアトラジ管理者)

今年初めて登山した。

猿投山山頂からみた瀬戸市の全景
昨日土曜日は梅雨明けの日だったので天気が晴れで気温は暑い方。
今年はコロナ禍の影響もあったが、春からずっと天気が曇り雨が続いたので山に行ける状況ではなかった。
今年初ということでワーミングアップとして選んだコースが近くにある猿投山。
標高は高くないが(629m)登る時間があるので登山コースとしてもちょうどいい。
ゆえにコースは大きな木で覆われているので日差しを遮ってくれるので暑さ対策にも出来る。
帰り道に猿投神社の東の宮の鳥居があるところに看板があり、初めてその看板の案内文を読んで見た。
読んで見てびっくりしたのが、何と建てられた時期が不明ではあるが記録から推定するに平安時代ではないかという。
まぁ、まさかそんなに歴史が古いとは全く知らなかった。
文を読んでいる時に、隣にいた老紳士が近づいてきて一緒に読んだけど、その老紳士が声をかけてきた。
その老親紳士曰く、やっぱり昔の神社は薬師如来が多いねと。
大岩の展望台か見た豊田市の全景

そこから始まって、下山は一緒になり室町の時代の話から渡来人の話に、日本語の文字は何時から始まっただろうとか、ハングル文字は意味 がなく音だけなので分かり難いところがあるとか、の古代の話に。

また、八幡製鉄所がレールを作ったけど初めはうまく作れずエンジニアを招いたけどそれでも失敗の連続だったとかの明治維新の話に。それと、トヨタ自動車は戦後1954年に乗用車を作ったとか、え、戦前も車を作ったんじゃないですかと聞くと、その時はトラックを作ったけど、それは軍需産業だったとかの戦前の話まで。
お互いにそんな話を語りながら下山した。
色々話をしてみると非常に教養のある老紳士だと思った。
やはり、歳を取って人の話し相手になるには、勿論下らない話も必要だと思うが、教養を備えていると親近感を感じ得ることになるかなと感じたりした。
東の宮