毎日炊飯器でご飯を炊いている主婦でも、その炊飯器が炊いた美味しいご飯を食べるお父さんでも、炊飯器がどうやって自動的にご飯を炊くか、その仕組みを知らない人は意外と多いと思う。

大分前になるけど、仕事上電気の基礎を知るために読んだ本の中で磁石の話が出てきて、その磁石を応用した事例として炊飯器が取り上げられた。その仕組みを読んで予め日本人の応用力に感心した。

添付資料に簡単な絵が描いてあるけど、釜の下にマグネットを付けて置いて、炊飯器が炊かれて熱くなるとマグネットが磁力を失いスイッチを切る仕組みだった。
この時初めて知ったけど、マグネットはキュリー温度に達すると磁力を失うんだそうだ。熱が冷めるとまた磁力を回復するという。

知っていることと、応用することは別次元の問題だと思っている。日本は改善や応用力が凄くすぐれた民族だと理解してる。陶磁器の技術を発展させ世界に売り払い豊かな国にした。その応用力や改善精神は何処から生まれたんだろう?短い知識で考えたことがあったけど、多分長い戦国時代を生き抜くために身に付いたんじゃないかと思う。
戦国時代の戦の内容だけじゃなく、そんな中で百姓の生活はどんな風に変わったか?意識はどのように変化したか?そんな論文や本があればほしい!

フェライトを利用した電気炊飯器のサーモスイッチ機構
url:https://www.jp.tdk.com/techmag/inductive/200801/index2.htm?fbclid=IwAR2wKcgMz5TF7facL3Qh85hFiL8b4h7NiiCioUiuqt4iBmFtNYdGMhM3iVk