ライター:崔榮黙(メディアトラジ管理者)
毎年8月15日に韓国にて行われる光復節の記念式は、韓国に於いてビックイベントである。
小・中学校の時はこの日に各学校で記念式が行われるので、夏休み中であるが所属の学校へ行って参加しなければいけなかった。もしどこかへ遊びに行って参加できない時は近くの学校へ行って参加し参加証を発行してもらい、夏休みんが終わったら学校に提出して出席を認めてもらうことになった。それが80年代に入ってからは多分自由参加になったと思うのだが確かではない。
この時に光復節は日本からの解放を記念するために行われる記念式だと思っていたが、光復とは日本からの解放では国家を樹立した建国を意味するんだと後で分かり、今まで間違えた理解をしていたことになった。
それで何故そんな間違えた理解をしていたか調べて見ると、もともとの光復節は建国を記念するための記念式だった。それが時が流れ、日本からの解放日とこっちゃ紛れ、何時しか日本からの解放を記念する日と意味が変わってしまったのを確認した。それは多分日にちが日本から解放した日と重なったので大きな原因になったと思われる。
以下、終戦から大韓民国の建国に至るまでに当時の新聞記事を基に整理してみた。
日清戦争で日本が勝利し、1895年の下関条約により朝鮮は清から独立された。
この独立は自力によるものではなかった。
その後、1910年、朝鮮は日本に合併され、朝鮮は滅びた。
そして、1945年に日本の敗戦とともに日本の統治から解放された。
今考えてみるとこの時点で朝鮮半島は独立した状態では無かった。
以下は、添付資料と共に日付順。
1948年7月20日
韓国の国会にて、李承晩氏が大統領に選ばれた。
1948年7月24日
当時国会議事堂として使われていた中央庁(朝鮮総督府建物)にて、李承晩が韓国初代大統領として就任。
1948年8月4日
各省庁の長官が決定
1948年8月6日
UN朝鮮委員会から大韓民国樹立を通告
1948年8月12日
8月15日に政府樹立があるんじゃないかと報道
1948年8月13日
8月13日に大韓民国の政府承認が出されるのではないかという推測記事が報道
1948年8月14日
8月13日に大韓民国が承認されたと報道(大韓民国誕生=建国)
1948年8月15日
完全独立を宣布
記事は、当時の東亜日報で8月13日に大韓民国が承認されたと報じている。