ライター:崔吉城教授

読書会で二人(倉光、古本)が慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題などついて数人の執筆者によるもの、李栄薫編『反日種族主義 日韓危機の根源』について話題を提供した。日韓関係の中で、韓国でのベストセラーが日本でもベストセラーとして登場した。「反日」の本が「日韓」両国でほぼ同時にベストセラーになっている。ソウル大学の安ビョンジク先生、李先生、金洛年先生らは植民地時代の経済政策などを研究し、国史ナショナリストの慎ヨンハ氏らと論争してきた業績がある。数年前李先生と金先生の話を研究メンバーと一緒に長く伺ったこともある。
まず序文から読み始めた。本書では韓国の大勢を占めてきた歴史認識に大きな嘘があったことを明らかにしている。「嘘の歴史」を読む。嘘は韓国文化の一種であることは経験的には知っている私としては、李氏の嘘歴史に賛同した。韓国ドラマでも嘘の対話は一般的であり、それが嘘とは意識されていない。鈍感である。私は韓国の教壇に立ってカンニングを全滅させようと厳しい先生となった若い時代を振り返って見た。私は反日や親日と闘う姿勢ではない。ただ研究成果の一環として『慰安婦の真実』を書いた。