12月2日、「日帝徴用労働者像のモデルは日本人」と話して銅像を作った作家に訴訟を起こされた人たちが「韓国民の名誉を失墜させる歴史歪曲反日銅像設置を中断せよ」と要求し、記者会見した。

徴用労働者像製作者のキム・ウンソン氏夫妻が、「キム・ソヨン議員らが『日本の労務者をモデルにして徴用労働者像を作った』という虚偽事実を流布し名誉を傷つけられた」とし、彼らに各6000万ウォン(約600万円)ずつ支払うよう求める趣旨の損害賠償請求民事訴訟を起こしているのだ。

 この人たちは、大田(テジョン)市議会のキム・ソヨン議員と落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員、地域市民連帯のチュ・ドンシク代表とチェ・ドクヒョ代表(韓国人権ニュース)らを中心に構成された「反日銅像真実糾明共同対策委員会」のメンバーである。彼らは「教科書などに出ている徴用関連写真は1926年9月9日に日本の旭川新聞に掲載されたものであり、写真の登場人物は建設現場に監禁され強制労働に苦しめられた日本人10人のうちの1人」と話した。イ・ウヨン研究委員は「銅像の姿のようにやせこけて肋骨が浮き出ている写真の中の徴用労働者はこの日本人が唯一だ」と説明した。

続けて共同対策委員会は「こうした事実が知らされると韓国政府は今年小学校6年生の社会科国定教科書に出ているこの日本人徴用者の写真にシールを張って使い、行政安全部所管である釜山国立日帝強制動員歴史館追悼塔に掲示された該当写真も撤去した」と話した。「徴用労働者像の下部に彫られた『お母さん会いたい』という文言も問題」とも。「この言葉は韓国人徴用労働者が炭鉱に残したものではなく、1965年に朝鮮総連系芸術家同盟が韓日修交に反対するための映画『乙巳年』を制作する過程でねつ造されたことが確認された」とした。また、「竜山(ヨンサン)駅広場労働者像周辺に設置された石碑には狭い坑道で斜めにうつ伏せになった姿勢で石炭を掘る坑夫の写真が掲示されている。この写真も朝鮮人徴用の代表的なイメージとして使用されてきたが、実際は日本人鉱夫と判明した」「芸術作品だからといって聖域扱いはありえず、芸術なのか政治宣伝物なのか議論の余地がある歴史的銅像に対し考証と関連ファクトは明確に検証されなければならない」と話した

慰安婦像のモデルが慰安婦ではないことは有名だが、同様に徴用工像もまたモデルは朝鮮ではなく日本の労働者だということが判明しており、韓国では、教科書にシールを貼ったり、行政安全部所管である釜山国立日帝強制動員歴史館追悼塔に掲示された該当の写真を撤去するなど、パニック状態で対応に追われているそうだ。いくら銅像の作者がスラップ訴訟を起こしてみたところで、事実は動かない。あの徴用工像のモデルとなった新聞記事の写真の人物は、まぎれもなく日本人なのだ。

 

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