全羅北道南原市の清渓里古墳群から、現在まで湖南地域で最も規模が大きい伽倻系古塚が確認された。

文化財庁国立羅州文化財研究所(所長 林スンギョン)と国立完州文化財研究所(呉春永所長)は国政課題「伽耶文化圏調査・研究と整備」事業の一つである「南原清渓里清渓古墳群」の発掘調査を通じ、このような事実を明らかにした。

今回の調査で、湖南地域で最も大きい伽耶(カヤ)系古塚の構造と築造方法、湖南で最初に発見された車輪の装飾土器のかけらをはじめとする多数の慶南咸安阿羅伽倻系土器、倭の木製の櫛など古代政治組織の実体と外来的要素を解明できる新しい資料を確保した。

清渓(チョンゲ)古墳の規模は残っている封墳を基準に長さ約31m(溝を含む34m前後)、幅約20m、残っている高さは5m前後と現在まで発掘された全羅道地域の伽倻系古塚の中で最大の大きさだ。 本来の地形を「L」字型に削り、平坦面を作った後に掘り返したり、盛り土と同時に埋葬施設を安置して造成された。 南側の坂面の一部では溝が確認した。 古墳の平面形態は楕円形と推定され、方向は稜線と並んで南北方向である。

埋蔵施設は石槨で計3基が’T’字型の構造に配備されており、2号石槨(5.4×1.6×1.3m)と3号石槨(5.8×0.7×1.1m)はほぼ同時に封墳糾弾とともに作られた。 1号ドルドッノル(5.7×1.15×1.65m)は2号石槨の端っこに加えて作って構造上2号石槨が中心施設(主槨)であることを知ることができる。

車輪装飾土器[国立羅州文化財研究所提供]
2号石槨では’車輪装飾土器’彫刻をはじめ、中国磁器の彫刻、器台と高坏など阿羅伽倻系の遺物が多量出土された。 車輪の装飾土器は阿羅伽倻を代表する遺物である。 1号石槨では多量の阿羅伽倻系・大伽耶土器とともに木製の櫛が確認された。

木製の櫛[国立羅州文化財研究所提供]
木製の櫛は弥生時代から多く確認され、韓国では釜山、金海、高興の三国時代古墳から出土した。 この他にも中央部からは多量のL型金具と棺の釘
も出土した。

研究所は7日午後2時に現場説明会を開き、発掘成果を公開する。

李・フィビン記者

出処:全羅北道民日報

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