【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の李相旻(イ・サンミン)報道官は17日の定例会見で、米国のハリス駐韓大使が韓国人の北朝鮮への個人旅行は米国との協議が必要と言及したことについて、「米国はさまざまなルートで対北政策で韓国の主権を尊重することを明らかにした」として、「対北政策は韓国の主権に該当することを改めて強調したい」と述べた。

また、「観光は対北制裁に抵触せず、今現在も外国の観光客が北を観光している」と強調した。

その上で、「南北の間でわれわれが独自に推進する事案があり、韓米間で合意を通じて行われる事項がある」として、「最も重要なのは北の当局が韓国国民の個人観光を認めるかどうかの問題」と述べた。

ハリス氏は16日、外国メディアとの懇談会で、「制裁下で(北朝鮮への)観光は認められる」としながらも、訪朝する韓国人観光客が所持する荷物などは対北朝鮮制裁に違反する可能性があるとけん制した。

韓国政府は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が7日に行った新年の演説で北朝鮮との協力促進を強調したことに対し、ハリス氏が南北関係の進展は北朝鮮非核化の速度に合わせるべきだと発言したことについても、「韓国が朝鮮半島問題の当事者」として遠回しに不快感を示していた。