去年取り上げたことのある”解放前後史の再認識”2巻をやっと読み終えた。とは言っても去年春から読み始めたので前に読んだのは殆ど忘れ居たのであるが。

この本は韓国の左派系が出版した”解放前後史の認識”があまりも偏った認識下で書かれたものなのでバランスを取るために出版した本だという。

認識は10年かけて6巻が出版され50万部が売れる一大のベストセラーになったとう。なので今の文ジェイン及びその支持勢力はこの本に大きな影響を受けたというからどれくらい偏った歴史認識を持っているかが解る。

これに対する再認識はどれくらい売れたかは解らないけどベストセラーになったと紹介されている。

認識の方は解からないけどこの再認識の方は私の価値観からすると非常に読みやすい内容だった。勿論慣れてない分野では読み辛かったけど学校から近代史を学ぶ機会がなかったことを考えると非常に参考になる。

再認識に最後の部分に李栄薫先生を始め筆者たちの対談が載ってるけどこの内容が自分が思っている認識をそのまま代弁してくれた感じだった。

歴史は一つの物差しで評価するのではなくより多くの物差しを持って評価する必要がある。
植民地期の票かは日帝の搾取だけの観点ではなく色んな観点から見る必要があるし、朝鮮戦争も悲劇だけの認識ではなくその過程で当時必要だった反共意識が生まれ国家作りに寄与した。また1950年代に民主主義の教育により4.19デモが起きるきっかげになった側面もあった。李承晩は確かに3.15不正選挙や独裁政権のイメージは否定できないが他の面を見る必要があるなど。

私の価値観はどんな風にして形成されたか解からないけど、この筆者たちの対談内容が凄く共感するのを感じた。