ライター:崔榮黙(メディアトラジ管理者)

叔父の弟の家で辛い思いをしてる時に思わぬ木戸が現れ再開するがこの時朋子は木戸が救世主に見えた違いない

このドランの時代背景と朝鮮人男たちについてその感想を述べていきたい。
朋子は朝鮮にて日本憲兵に取り調べを受けるが、当然その憲兵は日本人であると思っていた。しかし、その憲兵は朝鮮人の志願兵だった。日本に身寄りがない朋子は叔父の弟の家で家事を手伝いながら暮らしていくが厳しい状況下に置かれていた。その時木戸が現れ再開することになる。朋子の立場を知った木戸は朋子を連れて韓国へ戻る。釜山に降りた木戸は警察に捕まえ取り調べを受けることになる。そこで警察は木戸が偽造渡航許可書を使ったとして追及する。木戸は戦争の時であり志願して(せざるを得ない)訓練を受け憲兵として服務した。どんな教育を受けたかはもっと調べる必要があるけど当時偽造渡航許可書を作れるほど知識を所有していたことが分かる。ストーリが展開していくにつれ木戸は非常に優秀な人であったことが想像できる。
釜山での取り調べは朋子にも行われ朋子は不法入国であったことがバレるが、担当者は特別許可をし朋子を上陸させる。後で展開される木戸の日本での不法滞在が摘発され結局は強制送還されることと比べると日本の担当刑事は非常に残忍なことをしたか対比される。

木戸のお母さんの勧告で木戸と朋子は木戸の前教官で有った伊藤を頼りに京都に行って一緒に暮らすことになる。当時は朝鮮人は身分証明をしてもらうことが出来ず、また、朝鮮人は強制退去されるときだったので朝鮮人であることを隠しながら暮らしていくしなかった。それで木戸は仕事を見つけず伊藤の勧めで闇市場で朋子と屋台をして生活を維持していくことになる。ある日、木戸は薬品を製造する作業をしているところを朋子にバレる。木戸は薬品の原料を購入し薬品を作って薬局に卸して一 儲けをするつもりだった。ここでも木戸の能力が現れる。多分軍の訓練を受ける時や軍の生活の中で基礎知識として科学知識をある程度もっていたと推測される。ここまで木戸の行動を見ると日本の教育を受けた木戸は処処その知識を活かし生活に役立てていたことになる。

木戸の教官であった伊藤の場合は非常に賢い人であったことがわかる。一緒に暮らしていた時に朋子に色々アドバイスをしていて朋子には暮らしていく中で参考にしたと思う。朋子は木戸と闇市で屋台をしているとこに朋子は商売行為が慣れておらずタオルで顔を隠していた。それを見た伊藤は元帝国大学の法学部教授が生きて行くためになりふり構わず商売いてる姿に注意を喚起させる。これを観た朋子は勇気を出し顔を隠したタオルを外す。また、木戸が不法薬品を製造する光景を観て夫婦喧嘩になった朋子であったが、木戸がその薬品で儲かったお金を持ってきたときに笑顔で受け入れる。変わった朋子の態度に木戸は何があったかと尋ねると、朋子は伊藤から妻の心得として教わったと言いながら、夫が泥ぼをするときは妻は黙って見張りをすると話す。その後、木戸が不法滞在として捕まり韓国へ強制送還された後、朋子は就職先が見つかり伊藤から離れる。離れていく朋子に伊藤は朋子が嵌めていた指輪を外すようアドバイスする。朋子は伊藤が言われるまま指輪を外し後で新聞記者である野中と再婚することになる。伊藤は朋子に何かいかアドバイスをする場面が出てくるがこれを見る限り、伊藤は朝鮮人として日帝時代を良く抜くためにある程度コツを掴んでいたとみられる。

木戸は朋子と日本に渡り京都で元上官で有った伊藤に尋ねる