連合ニュースがラムザイヤー教授の論文に対して批判的な記事を出しているが、この記事から見えてくるものがある。
・クリック編集長は問題点を指摘した学者らに対し、一方的な主張が含まれた反論電子メールを送った。
・クリック編集長は電子メールで「学術誌が受け取った論文撤回の主張はほとんどが非論理的で非一貫的」と主               張した。
・クリック編集長は「ラムザイヤー教授の論文を撤回しろという多くの電子メールをもらっているが、幸い学者が送ったものは一つもないようで、正直に言って内容も一貫していない」と発言した。


송고시간2021-03-05 08:03
(ニューヨーク=連合ニュース)コ・イルフヮン特派員=日本軍慰安婦歪曲の論文掲載を予告した国際学術誌の共同編集長が論文の撤回の世論を卑下して問題になっている。

4日(現地時間)、イースタン·イリノイ州立大史学科の李·ジンヒ教授によると、法経済学国際レビュー(IRLE)のジョナサン·クリック編集長は、ハーバード大ロースクールの最近、ハーバード大ロースクールのマーク·ラムザイヤー教授の論文「太平洋戦争の性契約」の問題点を指摘した学者らに対し、一方的な主張が含まれた反論電子メールを送った。

クリック編集長は電子メールで「学術誌が受け取った論文撤回の主張はほとんどが非論理的で非一貫的」と主張した。

特に同教授は論争が発生した直後の先月初め、「学界では論文撤回論が提起されなかった」という強引な主張をした事実も確認された。

シカゴ大学ロースクールのブライアン·ライター教授が運営するブログによると、クリック編集長は「ラムザイヤー教授の論文を撤回しろという多くの電子メールをもらっているが、幸い学者が送ったものは一つもないようで、正直に言って内容も一貫していない」と発言した。

「ラムザイヤー論文撤回を求める学者はいない」という趣旨の発言を伝えるブログの書き込み [ブライアンライター教授のブログ内容キャプチャー。再販売とDB禁止]
しかし現在、学界ではラムザイヤー教授が歴史的証拠を提示できず、結論を導き出す過程で「基礎的な誤り」があるという反論が相次いでいる。

これと関連し、クリック編集長はラムザイヤー教授を批判する学者に送った電子メールで、最近学界で「論文撤回」の主張が出ているという事実を認めたが、直ちに「あなたが繰り返し電子メールを送っている」という文章を付け加えた。

学界の「論文撤回論」が「一部学者だけの声」という一方的な見方を示したわけだ。

このため、一部ではIRLEがラムザイヤー教授論文の印刷本の出版を強行することに内部的にすでに決定したのではないかという分析も提起されている。

これに先立ち、IRLEは3月号の印刷本の出版を来月以降に延ばし、ラムザイヤー教授に学界の指摘に対する反論を要請した。

ただ学界では、IRLEが出版を強行するためにラムザイヤー教授に防御論理を開発する時間的余裕を与えたのではないかという見方も少なくない。

李・ジンヒ教授は、クリック編集長のメール内容と関連して”歴史的資料や出版倫理に基づいた編集陣の不具合指摘に虚偽の供述をしながら感情的・非理性的に対応することは、日本軍性奴隷の歴史的実像と論文歪曲の程度について無知ために出てくる反応のようだ”と指摘した。

さらに李教授は、クリック編集長が論文撤回主張を非論理的だと卑下することについては、”論文の基本要件である研究の真実性問題を学問の自由に対する侵害と混同させて日本軍性奴隷制度を否定する論文出版を強行しようとする態度はホロコーストを正当化しようとしていたネオナチ類の古い手法と一致する面がある”と評価した。

クリック編集長はペンシルベニア大学ロースクール教授で、エリック·ヘランド教授ら3人の学者とともにIRLEの共同編集長を務めている。

koman@yna.co.kr

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