[ウクライナ侵攻]名不虛傳を立証した旧ソ連防空システム。被害者はロシア空軍
名不虛傳:名声や名誉は訳もなく伝わるものではないとのこと.
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(ニューヨーク=連合ニュース)コイルフヮン特派員=40年余り前、旧ソ連が製作した防空システムがウクライナに侵攻したロシア空軍に恐怖の対象になった。
ウォールストリートジャーナル(WSJ)は7日(現地時間)、戦力で圧倒的な劣勢であるウクライナ軍がロシアの戦闘機を効果的に対応する背景はソ連製防空システムS-300と報道した。
ソ連連邦に含まれたウクライナ軍は約250セットのS-300を運用することで知られた。
1978年から実戦に配置されたS-300は地上のレーダーが公衆の目標物を感知すれば、中央統制室で情報分析を経て、地対空ミサイルが自動発射される仕組みだ。
ミサイルの射程は25~150キロにのぼる。
2000年代に入ってロシア軍は改良モデルのS-400を配置し始めたが、S-300は一時最もリードした防空システムと評価された。
実際にウクライナを侵攻したロシアの戦闘機やヘリコプターもS-300のために少なからぬ被害を受けたことがわかった。
WSJはロシア空軍がS-300システムのレーダー感知を逃れるためには、低空飛行をするしかないが、低空飛行時にはやはりソ連で開発されたSA-8の攻撃にさらされると説明した。
SA-8はS-300より射程は短いが、低空目標に特化した防空システムである。
また、低空飛行でウクライナ軍の肉眼で捉えられる場合、携帯用対空ミサイル攻撃にもさらされる。
ウクライナ軍はソ連製ストレラと米国製スティンガーミサイルを運用している。 肩に担いで移動する方式であるため、機動性に優れている上、熱感知で目標物に固定されるため、正確性も高いという説明だ。
高空から低空まできめ細かく阻止するウクライナの防空システムは、ロシアに提供権を奪われない最大の功臣になったという。
このため、国際社会もウクライナが防空システムを補強するよう支援を急いでいる。
米国は現在、S-300を運用する国々と協議し、ウクライナにこれを送る案を推進中だ。
北大西洋条約機構(NATO)加盟国の中でもスロバキアとブルガリア、ギリシャの3カ国はS-300を運用している。
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