出典:朝鮮中央通信 翻訳:崔榮黙

去る6日、日本内閣官房長官菅氏が記者会見で徴用労働者問題と関連し、«以前朝鮮半島出身の労働者たちの内地への出稼ぎは…本人たちの自由意思による個別的な渡航”によるものと言いながら,《政府はそのような認識を主張する、とちんぷんかんぷんだ。
鉄面皮の極まりと言わざるを得ない。

“朝鮮人が自ら苦役場に足を運んで奴隷労働をさせられ,悲惨な死にあった”という恥知らずの嘘を,平気で言う日本の破廉恥性に驚愕を禁じえない。

日本帝国が強制連行,拉致の方法で徴用して連れて行った朝鮮人を,いかに奴隷的に搾取し,残忍に虐殺したかは,世の中の殆どが知っている事実だ。

過去,日本が中国東北地方占領と中国管内侵攻,それに次ぐ東南アジア進出と太平洋戦争勃発など侵略戦争を段階的に拡大したことで,人的·物的資源が莫大に消耗されることになり,その影響で日本国内の兵力と労働力資源が枯渇状態に陥ることになる。そして、日帝は《国家総動員法》という悪法を振り回して数多くの朝鮮青年たちを奴隷労働に追いやっており、1939年10月1日からは《国民徴用令》ということを施行して朝鮮の人々に徴用を義務化した。

いくら悪法を振りかざしてでも義務付け,何といってもこの世の中で自ら苦役場に足を運ぶ人はいない。

すると、日帝は軍隊、官、警察の3大権力機関を全て動員して人を強引に無理やり連行し始めた。

鎌田という日本人は,’郡庁や面事務所で労務係員が夜遅くまた早朝に男が寝ている家を突然襲ったり,あるいは田畑で働いている時にトラックを突きつけてためらうことなく連行した。と証言したことがある。

当時,朝鮮駐留日本軍と憲兵,警察は自動車を都市と農村を出向き,昼間に道を歩く人であれ,畑で働く人であれ,夜寝ている人であれ,選ばずに捕まえて縄で数十人ずつ縛って車に乗せ連れ去った。日帝は,若い男たちだけでなく,老弱者たちと婦女たちまた、妊婦たちと高齢の年寄りから幼い少年に至るまで,少しでも働ける能力のある人なら,老若男女を問わず,強制連行した。

こんなに日帝に捕まって連行され強制労働に追い込まれた朝鮮人《徴用者》の数は、文書記録に残った資料によるものだけでも、なんと778万4 830人余りに達した。

一旦強制連行され日本に連れて行かれた朝鮮人たちは,それこそ牛馬扱いを受けて苦役にあい,虫のように殺された。

松代で起こった日帝の蛮行だけを見ても,日帝が朝鮮人徴用者にどれほど酷い扱いをしたかが分かる。

太平洋戦争での敗北が濃くなって行くと、日帝は松代に《大本営》を構築することにして、長さ13キロの地下室を構成する工事計画を立てた。日帝はこの工事に莫大な資金と数多くの労働を突っ込んでおり、1944年11月に着工して敗戦した1945年8月まで9カ月間に全体工事量の75%を進めていた。

難しい地下構築物建設工事をあれほどまでに強引に推進しようとすると,そこに動員された作業員がどれほど酷使されたかは見当がつかない。ところが,その数多くの労働力はほとんどは朝鮮人だった。

日本が戦争の運命,”帝国”の運命にかかわる重要な秘密工事に,日本人の労働力ではなく朝鮮人を動員することに,恐ろしい目的があった。まず,労働力が豊富だったし,牛馬のようにやたらに酷使することができることを計算に入れた。いくら労働者らの集団死があっても朝鮮では労働を補うことができ,労働安全施設やら,給食規定やら,賃金という雑多なものをまったく考慮しなくても思う存分使うことができた。もっと重要なのは秘密保持の問題だった。日本は”大本営地下室”工事を極秘に管理し,それが全部終わった後にはこの工事に従事した労働者らを集団的に虐殺して秘密を永遠に消そうとしたのだ。

当初,このような極悪な凶計を立て,朝鮮人たちを連れて行ったほど,日帝は彼らを人間として扱わず,犬や豚のように寝かせて,牛の馬のように仕事をさせた。1日13~15時間なり、16時間以上ずつ奴隷として働かせて、彼らの機嫌に少しでも気に入らなければ人間の想像を超える残忍な拷問を突きつけたり、殺してやりコンクリート混合物の中に生きたまま突っ込んで殺すなど残酷に虐殺し、秘密保障の名目で集団虐殺した。

松代《大本営》工事現場だけではない。 敗亡の日が近づくにつれ,いわゆる’本土決戦’態勢を整えるといいながら,四方に地下軍需工場と特攻基地の建設に狂ったように広げて,ここにも数多くの朝鮮人を引き入れて彼らが苛酷に搾取,酷使され,惨めな死を迎えるようになった。また,炭鉱,鉱山,鉄道工事現場,発電所,いつ建設場など,日本の各地で朝鮮人たちは牛馬よりも残酷に搾取され,惨めな生を終えた。もっとも,今日も宮城県では”枕木一本に朝鮮人一人”という言葉が伝えられているそうだ。 こんな実例を挙げるときりがない

このような事実にもかかわらず,謝罪と賠償どころか,血なまぐさい過去を歪曲しながら,知らんぶりする日本の行動は,”朝鮮民族の呪い”と”憤り”をさらに増大させている。

日本が過去清算という法的,道徳的責任から逃れようと必死で無理強いをするほど,日本の罪悪はさらに大きくなるばかりだ。

日本は正しく知るべきだ。日本がすることはただ徹底的な謝罪と賠償だけで,これは日本が絶対に避けられない宿命だ。