本当の「強制連行」を忘却した韓国の本音 

崔 碩栄 (ジャーナリスト)

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16559 より

以下引用

Youtube: https://youtu.be/zeHIg6NBb6c

>「断腸の彌阿里(ミアリ)峠」

断腸の彌阿里峠
あの人が越えて行った 別れの峠
火薬の煙が前を塞ぎ、目を開けず さまようとき
あなたは有刺鉄線で二つの手をしっかりと結ばれたまま
振り返り また 振り返り 裸足の足を引きずりながら
連れていかれるこの峠 恨みの多い 彌阿里峠

韓国歌謡「断腸の彌阿里峠」(1956)
作詞:半夜月 作曲:李在鎬 歌:李海燕

日本語版 https://youtu.be/e1d-MjNWtlA

ミアリはソウルの東北部にある地名で、過去には北朝鮮とつながる道があった。北朝鮮は朝鮮戦争でソウルへ侵攻するときも、後退するときも、ここを通って移動した。歌詞の内容は朝鮮戦争中にソウルを占領していた北朝鮮軍が連合軍の反撃に遭い後退していくときに、ソウルから政治家、学者、技術者、宗教家、芸術家、などを大勢、強制的に北に連れて行ったのだが、そうして連れていかれる人の心情を歌ったものだ。まさに「強制連行」の被害を歌っているものだ。

昨今の日韓の情勢を見る限り、韓国は北の強制連行や拉致問題は棚に上げておいて、日本への批判、要求に集中すると思われる。しかし、その行動は実は本当の強制連行問題、つまり北朝鮮による非行を忘れたい、隠したい気持ちの表れではないかと思う。