今回、フッ化ポリイミド、レジスト(感光材)、エッチングガス(フッ化水素)の3品目について、7月4日から事実上の輸出規制が強化され、事実上の「禁輸」状態にあるのは、皆さんも御存知のとおりだが、これは、果たして本当に『徴用工判決』への『報復』なのだろうか? 日本の菅官房長官は2日の記者会見で、輸出規制に踏み切った理由について、「あくまでも安全保障を目的とした適切な輸出管理の一環だ」と説明し、徴用工問題とは関係がないと明言している。

この3品目のうち、エッチングガス(フッ化水素)が、ウラン濃縮に不可欠な物質であることに注目したい。

一時期、メディアを賑わした『瀬取り監視』報道を思い起して頂きたい。なぜ、たかが石油の『瀬取り』を監視するために、日米はおろか、イギリス・フランス・オーストラリアの艦艇や哨戒機までが出動して、日本海での『瀬取り』を監視していたか。

実は、監視していたのは『石油』などではなく、『フッ化水素』だったとしたら・・

そしてもっと問題なのは、フッ化水素の渡った先が『北朝鮮』だけではないとしたら・・

絶妙なタイミングで、イランのウラン濃縮度が、核同意の上限を越えつつあるのは御存知の通りである。

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