韓国で7月17・18・19日に、李承晩学堂が発刊した『反日種族主義』にちなんだ出版記念イベントが開かれました。
17・19日の様子や、イベントに参加した『反日種族主義』執筆者の発言などを紹介します。

◆7月17日のイベントはソウルの光化門(カンファムン)で開かれ、韓国メディア「ペンアンドマイク」が共同主催しました。
李承晩学堂の学長で『反日種族主義』共同著者の一人でもある李栄薫(イ・ヨンフン)代表(元ソウル大学教授)のサイン会は長蛇の列ができ、人の波でごった返しました。
イベント参加者は400人以上、政界・学界関係者やメディア関係者なども多数参加しました。
主催者挨拶や出席者の祝辞、研究者による『反日種族主義』論評や、参加者との質疑応答もありました。

李栄薫代表はこのイベントの最後に、声明書「反日種族主義を打破しよう」を朗読し、その中で、正義記憶連帯(旧挺対協)に「慰安婦問題の公開討論」を提案しました。

↓17日イベントの様子です

  

  

 

◆7月19日のイベントは釜山の韓国海洋大学校キャンパスで開かれ、李栄薫代表をはじめ『反日種族主義』共同著者らによる著書紹介や、教授らの書評、参加者の質疑なども行われました。
イベント会場である講義室の席はほとんど埋まり、幅広い年代が参加しました。17日の参加者も中高年ばかりでははく、30~40代の方々も少なくなかったそうです。

↓19日イベントの様子です

 

◆イベントに出席した『反日種族主義』共同著者の発言

◇朱益鍾(チュ・イクジョン)教諭(元大韓民国歴史博物館学芸室長)
「反日種族主義は長い時間を経て作られた。 (韓国人は)長い歳月にわたって新しい記憶を形成しながら新しい記憶を作り出し、もはや完成段階に至った。」
「(反日種族主義に陥った人々は)耳を塞いで聞くことはない。 (彼らの偏見が)簡単に破られないと思う。 ずっと(われわれが)反論し、(偏見を)一つずつ崩していくべきだと思う。」

◇李宇衍(イ・ウヨン)研究委員(落星垈経済研究所研究委員)
「反日種族主義の象徴は少女像と労働者像だ。 一昨年9月頃<慰安婦と労務労働者の銅像設置に反対する会>、昨年9月には<反日民族主義に反対する会>を作った。」
「今後皆さんとしなければならないことが多い。 韓国ソウルの日本大使館前に建てられている少女像をはじめ、労働者像を撤去する運動を今後、様々な社会団体と力強く推進していく。」

 

◆「反日種族主義を打破しよう」声明書の一部内容
「文在寅政府は、核廃棄という絶体絶命の課題は疎かにしたまま北朝鮮との平和ショーに没頭して国防体制を崩すと、1960年代以降、繁栄の一軸だった韓日協力体制を崩壊させて、韓日両国関係を国交破綻の危機に追い込んでいる」
「その根底には70年も過ぎた過去史を引き続き調べて日本との対立を激化させる反日種族主義がある」
「政界と学界、マスコミはこの狂気の乱闘に先頭に立っている」
「学界の研究者たちは客観的な事実を知っていながら、無視・歪曲したり、大衆の攻撃を恐れて沈黙している」
「これを正さなければ韓国社会は回復不能に分裂し、韓米日国際協力関係が破綻し、経済が後退し、敵国にひざまずく屈従の道があるだけ」

 

https://www.pennmike.com/news/articleView.html?idxno=20549

http://www.mediawatch.kr/news/article.html?no=254113

 

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