29年ぶりに「平壌(ピョンヤン)遠征」をしたサッカー韓国代表は2泊3日の滞在期間、公式練習と試合のための「外出」を除いて多くの時間を宿舎の平壌高麗ホテルで過ごしたと、大韓サッカー協会の関係者が16日伝えた。韓国代表は14日午後に平壌に到着し、15日に北朝鮮家代表と2022年カタールワールドカップ(W杯)2次予選を行い、16日午後に平壌を出発した。

代表チームの関係者は「試合や練習など公式日程以外の時間は宿舎の高麗ホテルで時間を過ごした」とし「平壌を出発するまでホテルの外には全く出ることができず、ホテルの職員も必要なこと以外は質問に答えなかった」と伝えた。

専属料理人を同行させた韓国代表チームは現地での食材調達の困難を考慮し、肉や海産物などを準備して行ったが、事前申告がない物品だと言われて宿舎に持ち込むことができなかった。このためにホテル側が提供する食事で解決したという。

北朝鮮と同じH組に入った韓国は当初の予想とは違い、観客もなく生中継もない中で対戦し、0-0で引き分けた。このため今回の平壌サッカー試合は「奇妙な3無試合」と呼ばれている。試合を主管したアジアサッカー協会(AFC)は主催国がアウェイチームの取材活動を保障することにしている。しかし北朝鮮は韓国記者団の訪朝を認めず、閉鎖された中での試合になった。

現場で試合を見た関係者は「北朝鮮は非常に激しかった。選手たちが『これがサッカーか』と話すほど激しいぶつかり合いがあった」と伝えた。サッカー代表のDF金敏在(キム・ミンジェ、23、北京国安)はこの日、北京空港で取材陣に対し「無観客試合も試合の一部だと考えてプレーした」とし「特別なことはなかった」と語った。

NAVER SPORTS
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