韓国戦争の真っ最中の中、最戦線にて戦っていた当時の将校が用事により釜山へ来てその様子を見て俄然したと言う。戦方では命を懸けて北朝鮮軍と戦っているのに釜山ではそれとはまるで別世界のように酒と女に溺れた光景が自分の目を疑ったという。それに憤りを隠せず暴れまくったという記録も残っているが。

日本の場合も同じく、太平洋戦争で敗戦後いのちをかけて最戦線にて戦ってきた兵士たちが国へ戻ってきてみたら米軍の空爆で街は荒廃され人たちの生活が大変苦しかった様子やその光景を見てどれ程心を痛めたんだろうか。(勿論みんながそうではなかったとしても)
反面、街の限られたところでは酒と女の愛嬌溢れる笑いや音楽が響き渡るその別世界を見てどう思ったんだろうか!間違いなくその建物を爆破したがったに違いないだろう。
今とその姿が完全に違った敗戦後の東京渋谷が裏ではヤクザの世界だったなんて思ってもなかった。
こういう負の歴史を今の若者たちはどれくらい知ってるのか気になるところでもある。
どの国で有れ、歴史は必然的に負の面を持たざるを得ん。

長い戦国時代を経て戦争のない江戸時代になったけど、やまない戦争の時代に一般庶民たちの生活はどれ程大変だったのかを理解する。太平洋の戦争の時、どれくらいの人たちが犠牲になったか、それと沢山の人たちが苦しんでいたかを知る必要があると思う。
ただ、重要なのは、その負の歴史を持って加害意識を植え付ける・贖罪意識を植え付ける教えや教育は警戒せねばならんと思う。
その去った歴史を知りまともな認識を持つことでマスコミの扇動から騙されず、国の政策や主張に翻弄せず冷静に見ることが出来ると思う。

とにもかくにも、歴史を持って加害意識を植え付けないこと・贖罪意識を植え付けなこと。歴史はそこから教訓を得て今に活かして自分の心の豊かさを追求していく素晴らしい教材で有ろう。

安藤組外伝・渋谷物語
https://youtu.be/DVK3dwaBeb4