2020年度韓国史

2020高校韓国史”が到着した。

一番知りたかった1920年代、産米増殖計画のところを捲ったら、驚くべきことが起きた。

以前の教科書では数えきれないほど問題を提起したコメの”収奪”説が、すべての教科書の記述から消え、正確な表現である”移出”が3つの教科書に登場した。

当時”輸出”と”移出”は明確に区分して使われていた。 輸出(入)は今日と同じであるが、移出は植民関係である日本との貿易でのみ使用された用語である。 移出が輸出とはっきり違う点は、関税がなかったこと! したがって、産米増殖計画を叙述するときは必ず”移出”を書かなければならない。 当時のすべての米生産量の統計資料にも”移出”と明示されている。 そうではなく、(教科書に)ただ輸出や輸入を表記した場合、関税部分が見過ごされるからである。

この3種教科書の他に搬出や流出を書いた場合はすべて間違いである。 当時の搬出は、国内で地域から地域へ移動する際に用いた用語であり、流出は貿易用語ではないので、全くでたらめである。

従って、収奪を前提にした18学年度の修能韓国史15番が出題ミスだったことがさらに明らかになった。

とにかく収奪がなくなり、移出が登場したという点でこれまでの努力が実ったと思う。

金·ビョンヒョン(韓国史教科書研究所所長)

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