ライター:斎藤拓司(香港在住、自営業)

産経ソウル支局・桜井記者のコラム。自分もまったく同感だ。「失望するだろうが、歴史は無理に作れない」と書いているが、自分だったら「落胆するだろうが、歴史的事実は変えられない」と書くだろうが。
朴槿恵政権と保守勢力を攻撃するため、韓国の左翼はセウォル号事故を徹底に利用した。朴槿恵がセウォル号を沈め、高校生たちを見殺しにしたという風説は、あり得ない陰謀説まであまた生み出し、多くの韓国国民は根拠もなく漠然と「朴槿恵が悪い」と信じるようになった。
桜井記者の指摘通り「慰安婦」もまったく同じ構図だ。日本を攻撃するため、ありとあらゆる陰謀説を流布し、韓国国民に「日本軍が少女を強制連行して性奴隷にした」と信じ込ませるのに成功した。大手メディアや映画・音楽まで、この作り話を広めるのに一役買った。
国を挙げての「デタラメな作り話」に国民は踊らされ、一部の国民は熱狂までする様を見て、同じことが日本であったら日本国民はここまで狂うだろうかと思ったものだ。
韓国でなぜにああもカルト宗教が流行るのか、なぜにああも詐欺事件が多いのか、そうした疑問と脈を同じくする社会、国民性、民族情緒が間違いなく韓国にはある。
なので、これまでの日本政府のように韓国側におもねり、波風を立てないように曖昧に決着しようとしても、解決どころかますます問題を複雑にし、事態を悪化させる。
相手が我々とは違うことをしっかり認識して、その場は気まずくなってもダメなものはダメと言える勇気と胆力がないと韓国人とはうまく付き合えない。この辺のコツをしっかりつかめば、色々厄介なことはあっても意外にいい関係を築ける。情緒的な部分では日本人と韓国人の感性は非常に近いものもあるからだ。

【ソウルからヨボセヨ】「事実は無理につくれない」
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