連合ニュース

·韓国語版·日本語版は既に出版…「個人情報収録·著作権紛争の恐れ」を理由に未公開
·韓国語版執筆したソウル大学教授、英語版出版のため使用申請…女性家族部は承認しない
·”保身主義のため”批判出て…「英語版、世界の主要図書館に配置すべき」とも。

(ソウル=連合ニュース)オ・イェジン記者=女性家族部が日本軍慰安婦被害者の英文証言集を作っても、2年以上公開しておらず、学界の出版の要請にも事実上応じないことが分かった。

◇国庫4千500万ウォンかけて2019年英語版証言集完成…今まで公開しない。

24日女性家族部(省)と学界によると、女性家族部(省)は2019年2月、日本軍慰安婦被害者9人の証言を盛り込んだ本’強制連行された朝鮮人軍慰安婦ら4:記憶でまた使う歴史’の英訳本を完成した。

同証言集は、女性家族部が2001年、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)とソウル大学側に依頼して発刊した同じタイトルの『国文証言集』改訂版(プルビッ出版社、2011)を英語に訳したものだ。

英語版タイトルは原題と同じ’強制連行された朝鮮人軍慰安婦たち:記憶でもう一度う書く歴史'(Forcibly Taken Korean Military’Comfort Women’for History Rewritten Through Memories)だ。

慰安婦被害の申請者70人の中でも記憶が比較的明確で、内容を対照できる資料が残っている9人の証言のみに的を絞って出した著作であり、日本と日本軍による元従軍慰安婦の被害を証明する客観的資料として価値が大きいという。

韓国語版の執筆は、ヤンヒョンアソウル大法学専門大学院教授とソウル大学博士課程生などが募集した’韓国挺身隊問題対策協議会2000年日本軍性奴隷戦犯女性国際法廷の韓国委員会証言チーム'(以下証言チーム)が務めた。

証言チームは初版から正した改訂版を2011年に出したが、この改訂版は現在、全国の国公立図書館だけでなく、市中のオン·オフライン書店でも販売されている。

「証言チーム」はこの本の著作権を女性の夫から譲り受け、日本語版の証言集まで出したという。

女性家族部が、この国文証言集の改訂版を英文冊子にする作業に着手したのは、国文証言集の出版18年目を迎えた2018年12月だ。 当時、女性家族部傘下の日本軍慰安婦問題研究所と4千500万ウォン相当の契約を結んで進行した’日本軍慰安婦被害者証言集英語翻訳及び監修’委託作業が、その結果によるものだ。

日本軍慰安婦問題研究所側は2019年2月英文翻訳作業を完遂して女性家族部に英文証言集の冊子を渡した。

しかし、この英文証言集は完成して2年が経った現在も外部に全く公開されていない。

url:https://www.yna.co.kr/view/AKR20210223109200530?input=fb&fbclid=IwAR2Mczgp3e-dc3bI_rka4olbZnceZct1LurKu7CiQifGGV_kXLNyOdDpP9g