「文在寅パルゲンイ(赤野郎)…」「大韓民国共産化」全光焄被告、最高裁で無罪確定
[ソウル=ニューシース] 金·ジェファン記者=文在寅大統領を、「パルゲンイ」と呼び名誉を傷つけた疑いなどで裁判にかけられたサラン第一教会の全光焄(チョン·グァンフン)担任牧師が、無罪確定。
17日、最高裁判所2部(主審=閔裕淑最高裁判事)は公職選挙法違反などの疑いで起訴された全牧師の上告審で無罪を言い渡した原審を確定した。
全光焄牧師は2020年10月9日から12月28日までの集会で、「文在寅はパルゲンイだ」とか「大統領が大韓民国の共産化を図った」という趣旨の発言などを行い、文大統領の名誉を毀損したとして裁判を受けた。
また、2019年12月2日から2020年1月21日まで、光化門広場などで5回にわたって「自由派連帯が当選しなければならない」などの発言をし、事前に選挙運動をした疑いも持たれている。
1審は「全光焄牧師は自分なりの根拠を提示しながら文大統領の政治的行動あるいは態度に関する批判的意見を表明したものと見られるだけ」とし「パルゲンイ、共産化などが否定的意味で使われても刑事処罰の対象である名誉毀損と断定することはできない」とし無罪を言い渡した。
公職選挙法違反容疑についても、「集会での発言内容だけでは全光焄牧師が支持する政党や候補者が具体的に特定されておらず、公職選挙法が定めた選挙運動の要件を満たしていない」と無罪と判断した。
全光焄牧師の(パルゲンイ)発言は文大統領が取った政治的行動や態度を批判する趣旨の意見表明ないし修辞学的過程と見る余地が相当だ」とし「共産主義は人ごとに多様な意味で受け入れることができ、共産化を試みたという表現が具体的な事実の適時と見ることは難しい」と判断した。
また「全光焄牧師の発言当時、特定政党の地域区または比例代表候補者が特定されたと見るには足りず、全光焄牧師の発言を選挙運動と見ることはできない」と1審の判断を維持した。
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