市場の場外で野菜を売る人々。市場使用料や国家納付金、要するに「ショバ代」を節約するためだろう。 https://sound.jp/sodaigomi/kita/hurouji/hurouji.htm

「宗教以前に北韓をきちんと知らせる教育が本当に急がれる」

25年間、北朝鮮住民を助けるために働いてきた崔·グァン宣教師(67)は、「必ず言いたいことがある」と強調した。 数十年間、脱北者たちと一緒に生活してきた自分もまだよく分からないほど、北朝鮮住民たちの価値観が韓国と差が大きいということだ。 ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)のヨルバンビッ宣教会で16日に会った崔(チェ)宣教師は「統一はもちろん人道的支援のためにも北朝鮮住民をきちんと知ることが必要だが、私たちはそのような教育もなく表面的に接している」と話した。

-北韓の支援はどうやって始まったか。

「私が他人と遅い30代半ばに神学大学に入りました。 そうするうちに聖書をあまり知らないという気がして、何の邪魔も受けずに静かに勉強したくて中国へ行きました。 そこで脱北者たちに会うことになりましたが、その時が北朝鮮の苦難の行軍(1994~2000年)の時期でした。 その惨状を見て、北朝鮮住民を助ける仕事をしなければならないと思いました」

-当時100万~300万人が餓死したそうです。

「亡くなったばかりの祖父の墓を3日間守った後、脱北した人がいました。 儒教精神が強い家だからそうだったのかと思って、「どうしたの?」と聞いたら、村の人たちが死体を掘り出して食べるのを防ぐためだったそうです。 あまり食べるものがないから、 そういうことが頻繁に起こると。 宣教も重要ですが、まず北韓住民から生かさなければなりませんでした。 それで生活必需品やお金を送るのですが、以前は送るお金の30%程度だった手数料が最近は50%まで上がりました」

-北朝鮮にも地下教会があると聞きましたが…···.

「適当な用語がなくて『地下教会』という言葉を使っているが…···. 洞窟や地下室などで密かに集まる教会のことを考えてはいけません。 北朝鮮はあまりにも監視がひどくて、そういう集まりを持つのはほとんど不可能なんですよ。 親戚も信じがたいから···. 北朝鮮に入った宣教師たちも本当に信頼できる人が1人か2人ずつ会って伝道するんですが、それさえも発覚して捕まりますから

-今、北朝鮮に抑留されている韓国の宣教師がかなりいるんですって。

「拉致され、数年間北朝鮮に抑留されている方(金正旭、金国基、崔春吉宣教師など)が今数人います。 私たちの教会でも脱北者出身で信仰を持った後、宣教のために再び北朝鮮に入って捕まった方が10人余りもいます。 このうち6人は処刑されたことが確認されました。 抑留者の送還に向けて政府が乗り出さなければならないのに消極的で残念です」

-先ほど、私たちは北韓をあまりにも知らないと言っていました。

「自分だけでも生きるのが大変だから、北朝鮮には今、他人のための利他的な行動、右手がしたことを左手が知らないようにしろという概念はほとんどありません。 家族という概念もかなり崩れた状態ですよね。 配給された小麦粉で餅を作ったのですが、妻、子供どころか自分の母親も上げず夫が一人で全部食べたと言って呆れた脱北者もいますからね。 このような人2000万人が突然私たちと混ざることになったら、何が起こるか分からないじゃないですか。 だから北朝鮮をきちんと知る教育が必ず必要なんですけれども、私たちはそれが全くありません。 本当にきちんとした北朝鮮を知る教育が必要です」

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