尹美香、法廷で嗚咽「国会議員になった代償が大きすぎる」
[フィナンシャルニュース] 正義記憶連帯(正義連)理事長活動当時、寄付金を横領した疑いなどで裁判にかけられた無所属の尹美香(ユン·ミヒャン)議員に、検察が控訴審でも懲役5年を求刑した。
尹議員は23日、ソウル高裁刑事1-3部(馬容柱部長判事、韓昌勳·金宇鎮)の審理で開かれた詐欺、横領などの疑いに対する控訴審の最終陳述で立場を明らかにした。
ユン議員は「30年間私的利益を得ようとせず、国会議員になったのも被害者たちとの約束を守り政策と制度を通じて人権を成し遂げるためだっただけ」とし「市民運動家から国会議員になる過程で私と私の同僚、家族が払った代価はとても大きくて深い」と嗚咽した。
続けて「もちろん活動過程で不足があるという点を認め、この3年間裁判を通じて問題と誤りがあったことを痛烈に確認することができた」として「8ヶ月後に国会議員から市民に戻れば残った生涯の間、元慰安婦たちとした約束を守れるよう暖かい判決を要請する」と話した。
ユン議員は2015~2019年管轄官庁登録なしに団体口座で41億ウォンの寄付金品を募集し、1億7000万ウォンの寄付金品を個人口座に振り込んだ疑い(寄付金品法違反)で起訴された。
個人口座で募金した資金約1億ウォンを私的に使った容疑(業務上横領)、文化観光部とソウル市の補助金3億ウォンを虚偽事実で受け取った容疑(補助金法違反)などもある。
重症認知症と診断されたキル·ウォンオクさんの心身障害を利用して、女性人権賞賞金1億ウォンのうち5000万ウォンを財団に寄付させた容疑(準詐欺)、慰安婦被害者京畿道安城市(キョンギド·アンソンシ)の憩いの場を相場より高価で買い入れた容疑(業務上背任)も受けている。
1審裁判部は今年2月、このような公訴事実のうち法人口座に保管していた資金1700万ウォンを私的に使用したとし、一部業務上横領の疑いだけを認め罰金1500万ウォンを言い渡した。
1審で罰金刑を受け、尹議員は議員職を維持することになった。 現役国会議員は公職選挙法違反ではない一般刑事事件の場合、禁錮以上の刑を受けてこそ議員職を失うことになる。
この日、検察は尹議員に「原審(1審)を破棄し、原審の求刑と同じ判決を下してほしい」と懲役5年を求刑した。
この日検察は「原審は一部業務上横領疑惑に対してのみ有罪を宣告し罪責が軽くないとしながらも、違反程度が重くないとし罰金刑を宣告した」として「しかし被告人は常任代表として不特定多数から受け取った寄付金で構成された資金を横領し罪が非常に悪質だ」と話した。
続けて「横領規模が相当で長期間(犯行が)なされた点、挺対協側に返済せず被害回復ができなかった点、犯行によって社会的な信頼が毀損された点と情状酌量理由があっても懲役刑執行猶予が宣告される点を考慮すれば原審は過度に軽く量刑不当」と強調した。
検察は求刑に先立ち、1時間にわたって尹議員に適用された容疑別の1審判断を一つ一つ反論した。
裁判所はユン議員に対する宣告公判を来月20日に開くことにした。
#控訴審 #懲役5年求刑 #ユン·ミヒャン
ⓒ フィナンシャルニュース、無断転載および再配布禁止
コメントを残す